リアルタイムカードゲーム「Magic21」をリリースしました!
想像してみてください、魔法使いたちがブラックジャックで遊んでいる様子を。 彼らは特殊な魔法を使って、バーストしたカードを山札に戻し、欲しいカードを意のままにドローする。 そう、こんな感じで...
簡単な説明
Magic21 はブラックジャックのルールをベースとした、オンライン2プレイヤーカードバトルです。通常のブラックジャックとの違いは、あなたが戦況を変えることができるスペルを使うことができることです。
試合開始時は貧弱貧弱な魔法使いですが、試合の終盤になるとあなたは力をつけレベルアップし、強力な魔法を使うことができるようになります。 レベルアップするためには、マナが必要です。マナはカードをドローするたびに得られます。たくさんカードをドローすれば、沢山のマナを取得できます。もちろん、カードを引きすぎるとバーストする可能性が高くなるので、そのリスクマネジメントが肝になります。
各プレイヤーは最初の一枚は裏向きにして配られます。なのでプレイヤーは相手の一枚目がなんの数字なのかを予測してゲームを進める必要があります。でも安心してください、デッキには 1 〜 11 の 11 枚のカードしかありませんので、比較的相手のカードを予測しやすいです。
このゲームには複数のキャラクターとそれらに応じた様々なスペルを用意しています。ご自身にあったプレイスタイルを探してみてください!
Magic21 はいわば人生の縮図です。このゲーム内で成功を治めるには、良い戦略と、場の状況を鑑みる力、そして流れと運を見方につけることが重要です!!
なぜこのゲームを作ったのか
最近 e-sports という言葉が流行っていて、実際に大きな大会が世界中で行われていたりします。世界では Fortnite の大会で優勝賞金が約 3 億円、日本でもシャドウバース(以下、シャドバ)というデジタルカードゲームの大会のグランドファイナルの優勝賞金は約 1 億円!実際に私も去年のシャドバの大会を生で見ましたが、非常にエキサイティングでした。私は元々、プレイヤー同士でインタラクションのあるゲームが大好きなので、これからもこういった動画は見ていきます。
一方で、こういったオンライン対戦型のゲームは、プレイ難易度が高かく新参ユーザは古参ユーザにほぼ勝てなかったり、満足に戦うためにはお金がかかる(良いスペックの PC が必要だったり、ゲーム内のデジタルアセットを多額で集める必要がある)ので、自分のようなライト〜ミドルゲーマに取ってはなかなかハードルの高いのも事実です。実際に私の場合、 e-sports になっているゲームの実況プレイや大会など見たりしますが、そのプレイを見てそのゲームを今から始めようとは思わないのです。
もし、自分と同じような考え: オンライン対戦型のゲーム好きだけど、昨今のゲームはハードルが高いという考えを持つ人たちが世界中で一定数いたとしたら、そういう人たちでもオンラインで脚光を浴びたり、ゲームで賞金を得られる場所を提供できたら、みたいな妄想がどんどん膨れ上がってきて今に至ります。
なので私は Magic21 というコンテンツを通してこういったニーズがあるのかどうか、諸々実験をしてみたいと考えています。引き続きゲームのアップデートや自分のアイディア、これから試していく実験とその結果などは発信していきますので、もし1ミリでも興味のある方は何かしらでフォローしてもらったり、フィードバックいただけると助かります。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます!最後に愛を込めて開発した Magic21 のダウンロードリンクをこちらにおいておきますので、是非プレイしてみてください!
iOS :
apps.apple.comAndroid : play.google.com
もし Discord を使ってる方がいれば、サーバを用意してますので是非こちらからジョインしてみてください!
2019年 個人的に買って良かったもの
今年買った
- ヘビーユースしているもの
- 印象に残っているもの
- 情熱を注いでいるもの
もの達を紹介したいと思います。
ガジェット達
FLEXISPOT 電動式デスクE1セット
2013 年の海外出張の際に、Facebook 本社に遊びに行った時がありました。その当時、Facebook 社内のデスクは全て電動昇降式デスクで度肝を抜かれたのと同時に、電動昇降式デスクへの憧れを持ち始めました。しかし当時は確か 20 万円くらいしていた記憶があり、もちろん買うことはなく憧れのまま終わっていました。
その憧れと立ち作業の効率性を捨てきれなかった私は、その後に転職した会社のオフィス(株式会社 GameWith がマンションの一室だった頃)に自作でスタンディングデスクを作りました。コーナンで木の台を数個買ってきて積み上げたものです。
そして時は過ぎ、5年後の今年。 家で仕事をするスタイルになったので久しぶりにスタンディングデスク事情を調べてみたら、なんと4万円で電動式昇降デスクが売ってるではありませんか。 ということで買いました。
立ち作業は昔から好きでよくやってました。好きな点は以下の通りです。
- 腰、肩がこりにくい
- 眠くなりにくい
- の結果集中力が上がる
足を疲れにくくするためのマットもあるので併用するとより長時間立っていられるようになります。
もちろんずっと立ってられるわけではないので、立ちと座りを交互にしています。その際に便利なのが位置記憶機能!自分の好みの高さを3つまで記憶させて置けます。座る時は 2 ボタンをポチっとするだけで一番下まで下がり、立つ時は 1 ボタンをポチッとするだけで最適な高さまで自動的に上がります。自分にとっては必須機能でした。
注意点としては、組み立てが結構大変なところ。あと木の天板にねじ穴を開けないといけないので電動ドリルが必須なところでしょうか。
電動ドリル
上記のデスクを買うにあたり、安い電動ドリルを購入しました。なんでもっと早く買わなかったんだろうというくらい家具の組み立てが楽になりました。
ブラーバの交換用バッテリー
自宅では毎日、ルンバの拭き掃除版、ブラーバが掃除してくれています。何年も使ってて、バッテリーがへたってきたので、新しいバッテリーを買いました。純正品だと結構高いのですが、別ブランドの安いものでも問題なく動いてますので、おすすめ。
そもそもルンバは掃除の自動化として相当いい働きをしてくれています。
我が家ではねこ様を買っているのですが、その飼い主の私は猫アレルギーを持っています(飼ってから発覚しました)。そんな私にとって、猫の毛、皮脂、ハウスダストなど気にする必要があるのですが、ブラーバはそこに最適です。吸い込み式と違い拭き掃除だと細かいゴミが舞わないからです。
NOMATIC Backpack
今年の5月末までアメリカ留学していたのですが、その際に Youtube の広告でこればっかり再生されて気になり出しました。そしてそれがまたタイミングよく、防水で内ポケットがたくさんある機能性の高いリュックが欲しいと考え出していた時期でした。なのでポチりました。
リュック内にかなり多くのポケットがあり、容量も大きいので、普段使いと旅行の双方で使えています。長く使えそうなので満足しています。 海外 Youtuber によるレビュー動画がたくさんありますので気になった方はご覧ください。
ゆでたまご作り機
朝食にほぼ毎日、茹で卵 with マヨネーズを決めてから仕事を始めています。火を使わずに、卵と水をセットするだけで茹で卵が出来上がるので超助かってます。出来上がるまでに15分ほどかかるので、その間に朝の支度などできちゃいます。
デジタルアセット
コミック 進撃の巨人30巻
巨人の謎があらかた解けてきたように思います。ここまで読んでから、再度コミックを読み直したり、アニメを見直すと、当時よくわからなかったセリフなども理解することができるようになります。来年の新巻も楽しみにしております!
Udemy のコース
GameWith 退職後、留学を経てモバイルゲーム開発をしようと考えました。 (退職エントリはこちら)
が、前職では Web やアプリの開発のみだったのでゲーム開発の経験はありませんでした。なのでUnityを独学をしていたのですが、そこで大いに役だったのが Udemy の Unity 講義でした。Unity 公式や Youtube でも Unity を使ったノウハウは無料で公開されているのですが、Udemy だとさらに具体的なゲームの作りからを説明している講義がたくさんあります。自分の場合カードゲームの作り方を学びたいと考えていたところに以下のような講義を Udemy で見つけたので即購入し勉強し始めました。
https://www.udemy.com/share/101X9YBEUceF5aQHo=/
頻繁にやっているセール期間だと $10 前後で買えてしまう良質な教材です。本買うより安いのでおすすめです。
ブラックフライデーは Udemy でセールになったコースをいくつかまとめ買い! 本一冊分より安く詳しい説明動画 & 実際のコードや他のアセットもファイルとしてダウンロード可能。超おすすめ! Unity 初学者の自分が過去に買ってめちゃくちゃ効率よく勉強出来たコースはこちら https://t.co/kjkXtLWAVG
— タモ/Koya Tamura (@tamotamago) November 22, 2019
その他
ボードゲーム達
ゲーム開発を行う上で何かインスピレーションや刺激になるものはないかと思った時に、ちょうど Youtube で前職の会社の動画をみました。
この動画を期に、世界のボードゲーム事情を調べ出しました。 世の中のフリマアプリ(メルカリ、フリル、PayPayフリマ)を駆使して、いろいろ購入し出しました。そしてハマってしまいました。
自分が開発しているモバイルゲームもボードゲーム のように、プレイヤー間のインタラクションがある対戦型ゲームです。なので自分ゲームを作るうえで、ボードゲームはいろいろなヒントをくれる存在となりました。
僕と毎夜遊んでくれる嫁に感謝です。
最後に
来年買いたいなーと思ってるモノたちは以下のようになっております。
- Macbook Pro 16 inch model
- ウルトラワイドモニター
- ウルトラワイドモニターをいい感じに支えてくれるモニターアーム
- Airpods Pro
- 新作のボードゲーム達
今年も大変お世話になりました。また来年もどうぞよろしくお願いいたします!
自力で単身でサンフランシスコにてハウスシェア(ルームシェア)するまでにしたことまとめ
サンフランシスコに住み着くために行ったことを具体的に記録しました。
結果
Nob Hill エリアで 1LDK の1部屋を $1450(ガス光熱費込み)で住み始めることに成功しました。 日本で考えるとシェアハウスでこの値段は高いと感じますが、サンフランシスコ相場だと安い方だと思います。
ルームメイトのアメリカ人は 1LDK の LDK 部分に住んでいます。 部屋に電子レンジがあり、冷蔵庫は廊下に設置されているます。キッチンに行くためにわざわざルームメイトが住んでいる部屋に入らなくて良いので問題なく住めています。
目的
まず英語の環境どっぷり浸かって英語を学びたいというのがありました。またサンフランシスコ現地のスタートアップ企業、サービスの近くにいて実際にサービスを使ったり、いろんな人と交流したいという気持ちがありました。
そのためを実現するための必須条件として
- 現地で開かれるミートアップにたくさん参加できるように市街地を選ぶ
- シェアハウスの場合プライベートルームを確保する
Optional 条件として
- アメリカ人とシェアハウスする
- 家具付きの部屋
をあげていました。
結果として全てを満たした物件が見つかりました。
次からはこの家に住むために具体的に行ったことを記述します。
やったこと1 : Craiglist で応募しまくる
Craiglist
craigslist というサイトにはルームメイト募集の投稿がたくさん集まっています。
SF bay area rooms & shares - craigslist
この画像のように、募集が Google Map 常にマッピングされていて、住みたい場所に限定して物件を探すことができるので非常に便利でした。 ここから特定の地域で自分の条件に合っている物件をひたすら探し、1日 10 通くらい、トータルで 50 通くらい応募しました。その中で返信が合ったのは 5件ほどでした。
後日談 : 以下、ルームメイトによる発言です。
craigslist に募集をかけると一週間で 100 通くらい応募がくる。それくらい大量に応募が来るので、基本的にメールはちゃんと見ない。
自分は以前日本人のルームメイトと一緒に住んでいて、彼が非常に素晴らしい人だったので、また日本人と住みたいと思った。なので君に返信した。
自分の友人は 1 ヶ月かけて家探ししているけどまだ見つかっていない。それくらいこの地域で家を探すことは難しいこと。
それくらい世界中の人々がサンフランシスコに住みたいと思っているということなんだと思います。自分は非常に運が良かったと思います。
応募時にしっかり自己 PR する
ルームメイト募集に応募する時にはしっかり自分をアピールすることが大事だと感じました。 募集する側も、見知らぬ人と会って一緒に過ごしていくわけですからどんな人かはできるだけ詳しく知りたいと思います。 応募する側としては、相手がどんな情報で募集者が自分を気に入ってくれるかわからないので、できる限り詳しくより多くの情報を一通目のメールで送るのが良いのではないでしょうか?(就職活動のエントリーシートみたいですね笑)
実際に自分も毎日10通ずつくらい応募メール送っていましたが、その文面は毎日アップデートしていきました。その成果もあったのか、後半の方が返信率は良かったです。以下に自分が書いたことを羅列します。
- いつ・何の目的で行くのか -> 語学学校・行きたいビジネススクールの話を書きました
- 予算 -> $1500 あたりで考えているが、多少上下しても問題ないと書きました。 $1500 budget hopefully but have some flexibility
- 自分の職業 -> エンジニアであることと日本のスタートアップで働いていたことを書きました
- facebook, linkedin のリンク
- 自分の性格 -> respectful, clean, have a sense of humor, friendly, open-minded, and optimistic.
- 自分の趣味 -> eating, watching movies などなど
- 自分のストレングスファインダーの結果 Top5 -> 性格と似ているのですがより自分が伝わるのではないかと思い書きました( ストレングスファインダーのまわしものではありません笑)
- Positivity
- Learner
- Futuristic
- Communication
- Maximizer
- 家賃が支払える根拠 -> Bank Statement を用意できることだけ伝えました。
最後に注意点。craigslist で地図上で指しているところと実際の場所が違うことがありました。説明文に詳細な住所が書いてあることもあるので、しっかり説明文読むことをお勧めします。
やったこと2 : 内見
50通ほど応募した中で、5 通ほど返信がありました。その中でも好印象だった物件が 3 つありましたので、それらから優先的にアポを取って行きました。しかし残念なことに、飛行機で移動している最中にその中の1件が他の人で決定してしまいました。その物件はリタイアした老夫婦と若いデザイナーが住んでいる物件という説明があり非常に興味があった物件だっただけに非常に残念でした。ということで実際は自分は 2 件内見しました。
相手方とはメールでやりとりしている中で、電話番号でのショートメッセージに切り替えて行ってそちらで柔軟に連絡を取るようにしました。そして実際の物件まで歩いて行って周りの街の雰囲気を確かめつつ内見しました。
1件目
1件目はサンフランシスコに実家がある中年っぽい女性とインド人エンジニアが住んでる物件で、その女性に内見案内をしてもらいました。家全体の間取りはプライベートルームが3つとキッチン、バストイレでリビング的な部屋がない構成でした。部屋も広く問題ない感じで、周辺も食べ物屋さんが多く良いエリアでした。不安要素として、もう一人のインド人エンジニアがどんな人なのかという点を持ちながら、次の内見に行きました。
2件目
2件目が実際に今住んでる家です。30台半ばの男性が住んでいて部屋を案内してくれました。 前述しましたが、彼は日本人に良い印象を持っていてくれたので、自分に対してめちゃくちゃ親切にしてくれました。
- ここだと$1450以上で貸すことも可能、現にそれ以上のオファーが来ている、けどこの値段でいいよ
- 大量のオファー来てるけどしばらく君のためにとっておくよ
などなど。この文面だけ見たら逆に怪しくなるような営業文句ですが笑、50件ほど物件を見てたこともありこのエリアでこの値段だとすごく良い条件というのは知っていたので彼を全面的に信頼しました。
そういう会話の中で、同居人としての安心感を感じられたのでこの部屋に決めました。
やったこと3 : 支払い
内見した物件どちらも、入居前に2ー3ヶ月分の家賃を払う必要がありました。自分の物件の場合は $1450 × 3 = $4350 でした。
ここで完全な準備不足に気がつきました。この大金を海外送金する手段が自分にはクレジットカードで Paypal しかありませんでした。なのでルームメイトは Paypal を使ってませんでしたが、アプリをインストールしてもらってという煩わしいことをさせてしまいました。
通常は銀行口座を作って、そこから送金が一般的ですが、銀行口座は住所がないと作れません(口座開設 1-2 週間後にデビッドカードがその住所に送られて来るため)。
- 銀行口座を手に入れるためには、デビッドカードを送るための住所が必要
- 住所を手に入れるためには、送金手段としての銀行口座が必要
という状態に陥ってしまいました。こういう場合どうすればスマートに進められるのか、詳しい人教えてください mm
自分の一案として、住所を一時的に仮住まいのホテルのアドレスで登録して口座を開設すればいけるのではないかと考えています。自分が Bank of America で銀行口座を作成した時の担当者に聞いたところ、銀行口座は何かしらのビザがあれば作成可能とのことだったので、もしかしたら郵送物さえ受け取れれば仮住まいホテルの住所でも作れるかもです。
app store リージョン変更の罠
内見中の質問として、どうやってお金を払ったら良いかを聞いたところ、こちらだと venmo というアプリで送金することも可能と聞きました。なのでアプリのダウンロードを試みたのですが US の App Store 限定だったのでこのタイミングで iPhone のストアのリージョンを変更しようと試みました。すると以下のような文を見つけてしまいました。
Apple Music など、定期購読しているものがあれば解約し、購読期間満了を待ってから国や地域を変更します。メンバーシップ、予約注文、iTunes でレンタルした映画、シーズンパスなどがある場合は、その期間や手続きが終了するまで待つ必要があります。
ちょうど自分は Apple Music を購読しておりさらにそれの満期が 9 月頭だったのでこの方法を取ることができませんでした。海外に来る人は前もってここも調整した方が良いと思います。
架空請求には注意
ルームメイトに聞いたのですが、架空の写真だけ載せて内見前にお金を払わせようとする詐欺があるみたいです。皆様も探されるときは十分にお気をつけください。
やったこと4 : ホテル暮らし
9/1 から部屋を借りれるということだったのでそれまでの 2 週間ほどはホテル住まいとなりました。
自分が止まったときは、1ベッドの小さなお部屋で $ 170/day くらいでした。高いーとルームメイトに嘆いていたら、サンフランシスコだと普通と言われました。
このホテルは部屋のシャワーの勢いがとても弱かったので、ロビーにシャワーを直すか、シャワーヘッドを変えるか、部屋を変えてほしいということを伝えました。
ハウスシェアが始まるまでの期間ホテル住まいです。市街地で場所もよく、冷蔵庫も大きく、電子レンジとついていて不自由ないのですが、シャワーの水の出が半端なく弱い…変なところから水漏れてるのでシャワーヘッドの交換を要請しています( ´,_ゝ`) pic.twitter.com/VsBjsLUBU1
— Koya Tamura@サンフランシスコ滞在中 (@tamotamago) 2018年8月24日
1 回目、 2 回目は「マネージャーに伝えておくよ」と言われてその後音沙汰なしでした。やる気があまり感じられない従業員でした。日本ほど親切ではありませんね。3回目にしかめっ面した恐い顔の、おそらくマネージャーであろう人に勇気を出して再度伝えたら、恐い顔で「ちゃんとメンテナンスしてるぞ」的なことをブツブツ言われながら一緒に部屋に行って状況を見てもらいました。で、シャワーヘッドの交換を要求したらなる早で直すと言って出て行きました。数日後作業員が来てシャワーヘッドを交換してくれました。しつこく要求し続けて良かったと思いました。
まとめ
ラッキーも重なって、なんとか 9/1 から市街地のアパートメントに住みだすことができました。
自分は午前中は語学学校に通っているのですが、多くの語学学校では家の手配もしてくれます。なので、初めてアメリカで語学留学で来る場合は学校に頼るのが無難な気がします。
あと住み出して思ったことで、あえてネガティブな面を書かせていただくと、明らかに 5 年前に来た時よりも街中が汚くなっているということです。
- 街中のいたるところが臭い(アンモニア臭)
- 1ブロックごとに一人以上のホームレスがいる
- 部屋にいると朝晩か変わらず1日 2-3 回(日によってはもっと多い日も)の緊急車両のサイレンが鳴り響いている
- 近所で毎日どこかで何かが起きているということでしょうか...
- 現にこの1ヶ月で街中で警察が変な動きをしている不労者みたいな人を現行犯で逮捕しているシーンを二回見ました
ここ数年での変わり方に悪い意味でショックを受けましたが、ご存知の通りサンフランシスコは
- 暑すぎず寒すぎずカラッとした天候で過ごしやすい
- 先端のテクノリジーに触れられる
という素晴らしい街でもありますので、しっかりと堪能していきたいと思います。
ミクシィに2011年に新卒入社し、その頃スタートアップエバンジェリストだった @kyoro353 先輩から西海岸の事を教わり、死ぬまでにサンフランシスコに長期滞在して学びを得たいと思ってからはや7年。今日から約9ヶ月間サンフランシスコに滞在します。皆さま引き続き宜しくお願いします( ´,_ゝ`)
— Koya Tamura@サンフランシスコ滞在中 (@tamotamago) 2018年8月9日
ということで、引き続きよろしくお願いいたします!
起業にジョインしろ!創業期から4年半コミットしたGameWithを退職しました
5月に退職していたのですが、留学やらでばたついていたのでこのタイミングでの退職エントリとなります。
昨今では #起業しろ ハッシュタグが流行っていますね!!僕も若い人たちが起業するの、すごく賛成です。そんな中、いざ若手起業家たちが素敵なアイデアを実現した時にスムーズにスケールさせるためには、その起業家を創業期から支える人たちが必須だと考えています。なので #起業しろ で立ち上がる人が増えるのであれば、起業にジョインして創業期に飛び込む人も増えて欲しいという思いがあります。なので、自分が創業期に飛び込んで得られたことをできるだけリアルに共有できればと思います。そして #起業にジョインしたい 人たちが増えると嬉しいです!
個人の経歴に関してはこちらをご覧ください。
https://blog.tamotamago.com/about
得られたものサマリ
- 経験 : マンションの一室でスタートした会社が六本木ヒルズに移転・マザーズ上場するまでの成長の過程で起きた様々なこと
- 株 : GameWith 株 120,000 株(株式分割前は 60,000 株)
特に読んでほしい人たち
創業期ベンチャーにジョインして欲しい人たち
- 20 台中盤で専門分野が身についた働き盛りの人
- フットワーク軽く動ける人
- スタートアップ業界に興味がある人
経験に関するお話
大企業では使えないプログラマーになるかもしれない問題
こちらのエントリで「大企業では使えないプログラマーになるかもしれない問題」とありますが、自分も似たようなことを思っていましたので、こちらの見出しを拝借致しました。 自分の場合、エンジニアは自分一人だったので、 AWS でのインフラからアプリケーション開発までなんでもやる必要がありました。
個人的にはアプリケーションを開発する上での全行程を知りたかったので、この環境は嬉しい部分でした。 大きな開発組織に所属すると役割分担が明確にされているところが多いので、アプリケーション開発する人はインフラをさわれないという現場は多いと思います。それとは対照的に、エンジニアが少ない創業期ベンチャーでは役割分担ができないのでなんでも担当する必要があります。
そういう環境で開発をしてきて、今自分は何が得意なエンジニアか聞かれると、「幅広くできますが、個々の分野においてはスペシャリストよりはるかに劣る専門性」と答えます。なので、創業期ベンチャーのエンジニアを経験することで得られるスキルセット(フルスタック的な)とマインドセット(少人数でなんとか動かす粘り強さ、俊敏性)を次どうやって生かすかを考える必要があります。個人的には、再度創業期ベンチャーに入るためのものなのだろうと考えています(笑)
なので次の会社も創業期ベンチャーです( ´,_ゝ`)
なんでもやる・キャリアにならないことも!
会社の成長に必要なことはすべてやる必要があります。それがたとえ自分のキャリアにならないことであってもです! GameWith 創業期の話でいうと、クリエイティブ職に当たるデザイナーやコーダーがライティングの外注管理・ゲーム攻略・攻略記事作成を長い年月担当していました。
自分もゲーム攻略のヘルプをするために度々駆り出されていました。例えば、モンストのイベントが21時に来るのでそのタイミングで攻略班と協力して攻略する、動画を撮るということをしていました。
また社内システム的なお仕事もやっていました。例えば、六本木ヒルズに移転するぞ!となった際に、ネットワーク環境構築してもらう外部業者さんの相見積もりを撮るために何度も MTG したり、その中で従業員oo名が問題なく使用できるネットワーク構成についてディスカッションしたり、工事当日立ち会ったり。移転後も、新しいネットワーク機材(プリンタ、ライブ配信用 PC など)が搬入された時の各々のネットワーク設定など。
会社の事業に非常に依存しますが、創業期ベンチャー企業では開発に関係のない仕事もやる可能性があります。エンジニアのキャリアとして関係のないこういった仕事も、会社の成長に必要なことだったので、非常に前向きな気持ちで取り組めていました!!
いろんな失敗を経験できる
当たり前ですが、創業期ベンチャーに入ることで、会社の中で起きた成功と失敗を非常に近い距離で感じることができます。で、自分が起こした失敗、周りが起こした失敗の数が今後のキャリアの糧になると考えています。
成功体験も良い経験なのですが、成功体験を得られたとしても、その成功体験を再現するのは難しいと考えています。成功は、もちろん練り込まれた案や策も重要ですが、その案を後押しする周辺環境の状態・タイミング、そして運も大きな要素になってきます。こういった理由で、成功体験は再現性は高くない、そこだけ胸張って生きていくのは個人的にやりたくないと考えています。
なので、学ぶべき、振り返るべきは失敗経験だと考えています。どういう考えがあって、どういう意思決定によってよくない結果が生まれたのか。このケースをたくさん持つことによって、別の場所で同じ失敗を防ぐことができます。また、似たような意思決定の場面で、自信を持って自分の意見を主張できるようになります(過去の自己体験を掘り起こして主張することで説得力を増すことができます)。よって失敗経験が多い人は、別の現場で似たような失敗が起きる可能性を下げることができ、ひいては成功確率をあげられると個人的には考えています。
僕個人も GameWith で多大なる失敗をしました。 開発、組織、採用。失敗の引き出しをたくさん持つことができたので、この経験は次のベンチャー企業でしっかりと活かしていきます!
(余談ですが、具体的な失敗談って表に出て来にくい印象です。失敗を発信する側は立場や感情で発信しにくいという事実があるからです。発信者側の立場や感情をうまく調整することで、ビジネスマンにとってためになる失敗をもっと共有できるのではないかとふつふつと考えています( ´,_ゝ`))
お金に関するお話
片手で数えられる社員数の生まれて間もない会社の給与待遇は気になるところだと思います。
死なない程度に給料はもらえた
僕が 2014年1月に GameWith に入るとき月収は 30 万円でした。社長を含む創業メンバー全員一律でこれでした。もちろん賞与も無いので年収 360 万円です。 これは会社のファイナンス状況によるので、全てのベンチャー企業がこの待遇ではありません。参考程度にとどめておいてください。実際に自分はベンチャー企業でも違う給与体系(40 万円、50 万円などなど)のところを知っています。
創業期スタートアップといってもこれくらいのお金はもらえる = 死なない ということです。 27歳当時の自分でいうと 200 万円くらい年収下がりましたが、ここでの経験は確実に将来の役に立つだろうという自信があったので、迷いはありませんでした。
とあるスタートアップに入りたいけど悩んでいた知り合いに、この話をしたら、「30万円ももらえるんですね!」という反応をもらいました。その友人曰く、スタートアップ創業時は給料 0 みたいなイメージがあったようです。今はスタートアップに投資したい投資家さんがたくさんいる時代なので、多くの場合、死なない程度の給料はもらえるので安心してください。
こういったツイートも拝見しましたので、今後は創業期でも働きやすい・飛び込みやすい環境になる可能性があります。
スタートアップへ転職したら給料半分というのは変えていかないといけない。30代、40代でそうした選択肢はライフスタイルから取れないこともある。人材こそ経営資源なので労働市場でコンペティティブな給与水準となるよう資金を入れていかないと、と日本のVCの皆さまが発言してた
— Ken Nishimura / 西村賢 (@knsmr) 2018年6月17日
その後ですが、会社の業績に応じて給料は上がりました。退職する際の自分の年収は約750万円でした。年収は上がりましたが、年収にこだわるという考え方はあまりなく、いかにユーザに価値を届けるか、いかに会社を大きくするか、企業価値を上げるかというところにフォーカスしていました。その理由は下記で書きますが SO を持っていたことが理由の一つとしてあると思います。
ストックオプションについて
当たり前ですが、スタートアップ企業は創業期に近いほど給料は低くなります。その埋め合わせをするために生株やストックオプション(以下 SO)で補填されることが多いです。自分の場合、創業期に現在でいう 120,000 株の SO の条件をいただいてジョインしました。
SO の詳しい説明はググるといっぱい出てくるのでしませんが、要は成功した時に大きくリターンしますという仕組みです。自分は入社前後で下の本を読みました。
こちらのツイートを拝見しましたが、こういった知識は持っていた方がいいです。
年収Nightマジでやって欲しいなあ。前職のスタートアップでは交渉して年収重視とSO重視の2通のオファーレター作ってもらった話とか出来るし。これでも退職時とか投資家に優先株発行されたときの細かいことを盛り込み忘れてて後悔したことがたくさんある。エンジニアももっとお金に詳しくなるべき。
— 父 (@fushiroyama) 2018年5月31日
最低限の知識を持つ
スタートアップに入るからには SO の概要くらいは理解しておきましょう。これは創業期とか関係なく未上場スタートアップに入るなら必須かと思います。細かいルールはそれを経験した詳しい人に聞くのが一番早いです。自分も細かいルールは上場経験済みの方にたくさん教えてもらいました。本当にありがたい話でございます。(こういう知見を共有していただくことのありがたさを身にしみて感じました。自分も知見を共有して人の役に立ちたいと強く思っております。)
イグジット戦略
その会社がどういったイグジット戦略を持っているのかも知っておくと、より社長と同じ目線・目標で働くことができます。 自分の場合、入社するときは最初は2年で売却を目指しましょうという話で入社しました。が、途中方針転換で上場を目指しますという流れになっていきました。
適切な交渉をする
創業期のスタートアップに入るからには SO の適切な交渉をしましょう。多くの場合、創業期スタートアップは即戦力人材を採用します。場合によっては給料を下げて、さらにお金より大切な時間の大部分をその創業期スタートアップに投資するわけです。 経営者側もそういった人材に対して敬意を払うべきなのですが、場合によってはそういう話を一切しない経営者もいるかもしれません。どんな状況でも、やはり自分の身は自分で守る必要があります。 というのも、自分たちの会社がいざ上場した場合、どの従業員がどのくらいの株を保有しているのか/保有予定なのかが有価証券報告書で全て晒されるわけです。この時に会社内の当事者たちにはいろんな感情が生まれるわけです。そういった有事の際にもそういった感情が起きないような準備をするのが大事です。
自分の経験談だと、社長と以下のような話をしました。
- SO を付与してもらえる時点の会社の時価総額がいくらなのか?([超重要] 行使価格や税制適格というルールに関係してくる)
- どのくらいの量の SO を付与してもらえる予定なのか?
この説明を受けて最初は口約束で終了。その半年くらい後に正式な書面にサインをしました。 上記は GameWith の例ですが、今ジョインしている創業期スタートアップもほぼ同じやり方で進めてもらっています。
あと、念のため言及しますが、SO 目当てで入るのはお門違いです。ビジョンに共感して、寝ても覚めても会社のことばかり考えてられるような人でないと創業メンバーは勤まらないです。自分も含め GameWith の創業メンバーは全員そうでした。
当事者意識
圧倒的当事者意識が芽生えます。自分の会社という意識を強くもてますので、どうやったらユーザ様に価値を提供できるか、一緒に働く従業員のモチベーションはどうやればあげられるか、企業価値をいかにしてあげていくのかという視点を強く持てるようになります。
個人的にはこの効能は強く、基本給をそこまで意識しないで働いていたと思います。
起業にジョインしろ!
ここまで創業期ベンチャーで働くことについて紹介して来て、創業期ベンチャーに入りたい!と思って頂けた方々、ありがとうございます!!! ただ、そこで大きな問題が残っています。
起 業 家 と ど う や っ て 出 会 う の ?
僕も分からないです。
前回も、今回も、「友達の友達がたまたま起業家だった」です。いろんな人に↑の質問をされるのですが、明確な答えがありません。
そこで自分は一つ提案します。 日本の若く元気のある方、Twitter で #起業にジョインしたい でつぶやきましょう!!投稿が多くなれば、起業家の方々とや VC の方々マッチングできるかもしれません!その際には
- どんな即戦力スキルがあるのか
- どんな事業ドメインに興味があるのか
を添えるとマッチング率が高くなると思います!
まとめ
サンフランシスコのようなどでかいスタートアップエコシステムに日本も追いつくためには、起業する人・それをフォローする人が事業を成功させてお金を得て、そのお金を使ってまたチャレンジして。。。の繰り返しかと思います。自分もまた別の創業期ベンチャーにジョインしてサービスの立ち上げを行います。
メルカリ上場でまた多くの若者が資金を手にする。自分で事業の立ち上げにかかわった人には確信があるのでその資金の多くはまた新たなスタートアップに流れる。その繰り返しを70年代からずっとやったのがシリコンバレー。日本は6-7周遅れだが確実に始まっている。それを邪魔しないでほしい
— 川田尚吾 (@shgk) 2018年6月19日
自分は飽きるまでベンチャー界隈にいますので、近しい方々今後も情報交換していきましょう! 読んでくださって興味が湧いた方なんでも質問してください!可能な限り情報提供していきたいと考えております( ´,_ゝ`)
引き続きよろしくお願いいたします!!